SNSは「発信する場所」という認識があるかと思いますが、実は一方向から発信するだけではなく、相互のコミュニケーションもとりやすいという特徴があります。
投稿に「いいね」がつけられたり、コメントを投稿できたりするのもその相互コミュニケーションの1つですが、今回はよりステップアップしたコミュニケーション方法ついてご紹介します。
簡単に取り入れやすいものから、少し挑戦的なものまで幅広くご紹介しますので、ぜひご自身のタイミングにあわせて活用してみてください。
相互コミュニケーションをとるメリット
「発信した」、それを「見た」、という単純な接触であっても、積み重ねることによって信頼や愛着は増していくものです。ただ、それ以上に「挨拶を交わした」「会話をした」という「コミュニケーションがとれた」体験は、その人をより身近なものに感じ、その後の関心が高まるきっかけになります。
それは実際の生活の中でも同じで、すれ違って顔を合わせるだけの人よりも、挨拶を交わしたことのある人の方が関心が高く、目に留まりやすくなると思います。このように、単純な接触から一歩踏み込んだ関わりがあることによって、今まで以上にお客様との関係性を深めることができます。
また、コミュニケーションをとることによって、お客様の意見を吸い上げやすくなるため、作品づくりのアイデアを得たり、ニーズを知って販促活動に活かすこともできるようになります。
積極的に活用したい、便利な機能
X(旧Twitter)やInstagramといったSNSでは、相互コミュニケーションをとるための機能が備わっています。
Xは、投稿する際に表示される下部メニューを選択して利用することができ、Instagramは、ストーリーズでの気軽なコミュニケーションが特徴になるため、機能もストーリーズ投稿時に使えるものが多くなっています。
Instagramの「ストーリーズ」とは
「ストーリーズ」とは、スライドショーのように画像や動画が投稿できる機能です。通常のフィード投稿とは異なり、ストーリーズで投稿された写真や動画はトップ画面上部に表示され、投稿後24時間で自動的に消えます。
それぞれに音楽や文字、スタンプを入れたり、ARフィルターを活用したりとさまざまな加工が可能です。また、ストーリーズを見たユーザーは、「いいね」やシェアなどさまざまなアクションができます。そのため、フィード投稿よりも気軽にアップでき、また簡単にコミュニケーションをとることができるツールです。
詳しくは、Instagram公式のヘルプページをご参照ください。
こちらでは、XとInstagramのそれぞれの使い方を事例とともにご紹介していきますので、ぜひご自身のアカウントでどのように活用していくかを想像しながら読んでみてください。
投票(アンケート)やクイズ機能を使う【X/Instagram】
気軽なコミュニケーション機能としておすすめなのが、選択するだけで回答ができる「投票(アンケート)」や「クイズ」機能です。
気まぐれにクイズを出したり、今の気分を聞いてみるなど、コミュニケーションをとること自体を重視した使い方をしたり、新作に迷ったときや制作で困っていることについて質問を投稿して制作活動の参考にする等、さまざまな使い方が可能です。
- Xの投票(アンケート)機能については、X公式のヘルプページ をご参照ください。
- Instagramのクイズ機能については、Instagram公式のヘルプページ をご参照ください。
自由回答ができる質問を投げる【X/Instagram】
Instagramには「質問」機能があり、ストーリーズで設定することで、見た人が自由に回答することができます。これは、前項でご紹介した機能よりも具体的な意見がほしい場合に活躍します。
フォームとはいっても、回答数や回答内容はご自身でシェアしない限り他の人は見ることができないようになっていますので、身構え過ぎなくて大丈夫です。気軽に使ってみましょう。
Xでは、自由解答ができる質問機能自体はないものの、特定のハッシュタグを使って回答を募ることもできます。次のように回答用のハッシュタグを用意したり、引用やコメントで回答いただくように誘導しても同様のことができます。
投稿した質問に対して回答がきたら、返信をしましょう。返事をすることで、回答してくれた方にとっても相互にコミュニケーションがとれた実感が生まれ、作家やブランドへの愛着が深まります。
Xの場合は、投稿を見つけたらリツイートやいいねで反応を返したり、コメントを返すなどでコミュニケーションをとっていきましょう。
Instagramの場合は、「質問」機能を使うと回答してくれた方のコメントを一覧で見ることができますので、その【返信】ボタンからストーリーズで回答するかDMで回答するかを選んで返事をすることができます。
回答は他の人にも見える形で行うのがおすすめ
内容に差し支えがない場合は、Xの場合は引用リポストで回答し、Instagramはストーリーズで回答するのがおすすめです。オープンな場所で回答をすることで「ちゃんと反応を返してくれる人」という印象を持ってもらうことができ、全員に返信ができなかった場合でも残念がられることが少なくなります。
また、見ている方の中に同じ意見を持っている方がいた場合は、回答が参考になる可能性もあります。見られても問題ない情報だったり、質問者の方以外にも知らせたい情報は、できるだけオープンな場所でやりとりをしていきましょう。
スライダー機能を使う【Instagram】
アンケート機能も質問機能もちょっとまだ手が出しづらいと感じる方は、スライダー機能から始めてみてはいかがでしょうか。
スライダー機能では、質問と「質問に対してリアクションするための絵文字」を1つ選んで投稿することができます。見た方にとっては、投稿に「いいね」をするような気軽さで、スライダーをスライドするだけでリアクションができますので、手軽で気負わないコミュニケーションとして取り入れやすいものになっています。
機能を使わなくてもコミュニケーションはできる
新作やイベントスケジュール、クーポン情報といった一方的な発信でフォロワーの楽しみをつくることも必要ですが、次のように、日々のちょっとしたコミュニケーションの積み重ねが、愛着や信頼をつくる基盤にもなります。
- 投稿にコメントしてくれた方へ返信やいいねをする
- メンションしてくれた投稿をリポストする
- 投稿の最後に「コメントで教えて」など、見ている人がコミュニケーションを取りやすくなる要素を入れてみる
日々の投稿の中からでもコミュニケーションをとることはできますので、まだ機能を使ったコミュニケーションに慣れていない方は、まずは丁寧に対応することから始めてみるのをおすすめします。
日々のコミュニケーションに慣れてきたら、ぜひ紹介した機能をどんどん使ってステップアップしていきましょう。
メンションや独自のハッシュタグをつけてもらうのもおすすめ
自身の作品についての投稿を探しやすくするために、独自でハッシュタグをつくったり、メンションをつけてもらうようプロフィール等でお知らせする方法もあります。
案内しているタグやメンションをつけてくれている方は、作品について興味のある方ですので、ぜひ「いいね」からでもコミュニケーションをとってみてください。
お客様に想いを伝えよう
お客様のことを大切に思う気持ちは心の中にあると思いますが、ぜひ一歩踏み出して、行動や言葉にして伝えてみましょう。SNSの機能をどう活用するかは自由ですので、取り入れやすい方法を模索して、少しでもお客様との接点を増やしていけると、今よりさらに嬉しい出来事や、今後につながるきっかけが生まれるかもしれません。
はじめから上手にコミュニケーションをとれる人はいませんので、ご自身のペースで少しずつチャレンジしていきましょう。
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