こちらでは、Instagramのデータの見方や活用方法についてご紹介します。
SNSのデータを活用しよう:X編でも記載している通り、データは必ず見るべきものではありません。数値を活用する目的があってはじめて役に立つものになりますので、ご自身の目的や活用してみようと思うタイミングにあわせて参考にしてみてください。
データを見るにはプロアカウントへの切り替えが必要
Instagramで投稿に表示されるいいねやコメント数以外の数値を見るためには、アカウントタイプを「プロアカウント」に切り替える必要があります。誰でも無料で利用できますので、まだプロアカウントへの切り替えをされていない方は、Instagramのヘルプを参考にして「プロアカウント」に設定してみてください。
投稿ごとの数値をみる
プロアカウントへの切り替えが完了したら、WEBブラウザは投稿画像の右下、アプリは投稿画像の左下に【インサイトを見る】が表示されます。そちらをタップすると、投稿インサイトが開き、数値が確認できます。
主に参考にすると良い数値は以下です。
- リーチしたアカウント:投稿を見たアカウント数
- 保存数:投稿が保存された回数
- プロフィールへのアクセス数:投稿からプロフィールに遷移した数
投稿がどれだけの人に届いたかは「リーチ」で確認します。Instagramでは、リーチ数を「ホーム」「プロフィール」「ハッシュタグ」「発見から」など、どこで表示されたかも確認できますので、どのような経路から投稿にたどり着いたかを推測できます。
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ホーム:既存フォロワーのフィードに表示されて投稿が見られた場合
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プロフィール:あらゆる経由からプロフィールに訪れた方が投稿を見た場合
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ハッシュタグ:投稿につけたいずれかのハッシュタグから投稿を見た場合
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発見から:虫眼鏡マークの発見タブから投稿を見た場合
その投稿への興味関心度の高さは、「いいね」「保存」「プロフィールのアクセス数」で確認します。
ストーリーズごとの数値をみる
ストーリーズは、24時間で表示されなくなるため、過去のストーリーズの数値を確認する場合は、アプリ右上の三本線をクリックし、【アーカイブ】から【ストーリーズアーカイブ】を選択し、確認したいストーリーズを開きます。ストーリーズを開いたら、画像または動画を選択して上にスワイプし、左上にある【グラフのアイコン】をタップすると数値が表示されます。
※こちらはアプリ限定機能となり、WEBブラウザでは確認することができません。
どれだけの人に届いたかは「リーチ」を確認します。リンクスタンプを利用している場合は、「リンクのクリック」も見ると良いでしょう。
アカウント全体の数値をみる
アプリでプロフィールの【プロフェッショナルダッシュボード】を開き、上部に出てくる「アカウントのインサイト」で【すべて見る】を選択すると、インサイト概要が表示されます。
※アプリ限定機能となり、WEBブラウザでは確認することができません。
「リーチしたアカウント数」「合計フォロワー」をタップすると、期間中の合計でどれだけの人に届いて、どのような人に興味を持ってもらえたかを確認できます。
成果が良かった投稿を確認する
【インサイト】の「あなたがシェアしたコンテンツ」でそれぞれの投稿のリーチ数を確認できます。【リーチ】を選択すると、さまざまな指標を選択することができ、選択した指標順に並べ替えが可能です。どんな投稿がよく見られるのか分かりますので、定期的に確認すると傾向がつかみやすくなります。
活用方法
冒頭でもお伝えしたとおり、データは「目的」があってはじめて有用なものになります。次に目的別での見方を一部ご紹介しますので、ご自身の目的に近いものを参考にしてみてください。
たくさんの方に知ってほしい
多くの方に見てもらえているかどうかを知りたいときは「リーチ数」を確認してみましょう。フォロワー以外の人が投稿を見ているかは、リーチ数の「ハッシュタグ」や「発見から」を参考にしてみてください。
Instagramでは、特定の情報を求めてハッシュタグを見る方が多いので、多くの方にみてもらうためには、ハッシュタグを積極的に活用するのをおすすめします。発見タブには、まだフォローしていないアカウントからInstagrmが解析した個々に合ったおすすめ投稿が表示される仕組みになっているため、意図的に載せることはできませんが、リーチやいいね、保存数が多い投稿が選ばれやすい傾向にありますので、投稿を見てもらう機会を増やすためにも、ハッシュタグを活用したり、保存したくなる(あとで見返したくなる)投稿を心がけてみましょう。
ハッシュタグについては、下記の記事もぜひご参照ください。
ファンをつくりたい
ファンをつくるには、「興味のある情報を定期的に提供できているか」「お客様と関われているか」が大切になるため、多くの方に見られているかという指標になるリーチ数よりも、投稿に興味を持ってもらえているかがわかる「いいね」数や「保存」数などを参考にしましょう。
また、投稿を定期的に見たいと思ってくれた人の数として、フォロワー数も参考にすると良いでしょう。ファンを育てるためには、信頼をつくることが大切です。以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
購入につなげたい
SNSからの集客をminneでの購入につなげたい場合は、「プロフィールへのアクセス」や「リンクのクリック数」が重要になります。リーチ数やいいね数が多くても、ショップページへのクリックがないと目的を達成できませんので、直接ショップページに飛ぶリンクを貼ることができるストーリーズで、リンクスタンプを活用して投稿しましょう。「リンクスタンプ」についての詳細は、minne LABのInstagramで解説しておりますので、その投稿もぜひご参照ください。
また、プロフィールにショップURLを貼ることも重要になりますので、数値を参考にしながら、リンクの貼り方や誘導の文言を工夫してみると良いでしょう。ショップへの導線については、こちらの記事も参考にしてみてください。
数値にとらわれすぎないことも大切
SNS上では、お客様の行動や興味があることをデータとして可視化することができます。ただ、数値は日々変動するものでもあり、目標数値を達成したからといって成果(目的)にすぐつながるとは限りません。日々の数値に一喜一憂しすぎず、数値はある程度の期間を設けて追っていきましょう。また、数値では計りきれないデータももちろんありますので、ご自身の目的にあわせながら活用してみてください。
SNSは、投稿を積み重ねて広がっていくものです。短期間で成果が出なくても、継続して取り組むことで、目的により近づけたり達成できる可能性も高まりますので、役に立つデータだと思う場合はぜひ活用しながら、継続して運営できる体制をつくることを意識してみてください。
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