minneには、プレゼントやギフト用にオリジナリティの高い作品をお買い物される方が多くいらっしゃいます。こちらでは、自分の作品を大切な方への贈りものに選んでいただけるよう、ギフト提案のコツをお伝えします。「今後売上を伸ばしていきたい」という方にもおすすめの内容です。
ハンドメイド作品のギフト需要
既製品にはない魅力をもつハンドメイド作品が、贈る側の想いやこだわりがあらわれるギフトとしてどのようなニーズがあり、また、ハンドメイドマーケットに何が求められるのかを探るべく、インターネットを利用してハンドメイド作品をギフト目的で購入した経験がある20代〜60代の女性、計500名を対象に「ハンドメイド作品のギフト購入実態調査」を実施しました。
その結果、ハンドメイド作品を贈る理由として、「おしゃれな友人だったのでオンリーワンのプレゼントをしたかった」や「世界に1つしかない手づくりアクセサリーを選んだので、とても喜んでもらえた」など、「特別感」や「他とかぶらない」といった回答が多く挙げられました。
贈る相手としては、「友人」や「母親」、「お子さま」へという回答が多く、近しい間柄の人へのギフトとして利用されていることがわかりました。
贈るシチュエーションは、「誕生日」や「ささやかなプレゼント」「お礼・お返し」、また「母の日」といった特徴があらわれる結果となりました。
ギフト向けに購入される作品のカテゴリーは「アクセサリー」や「バッグ・財布・小物」「食べもの」や「インテリア&生活雑貨」など、多様なカテゴリーから選ばれていることがわかりました。
この調査によって、贈る相手のことを想い選ぶギフトだからこそ、こだわりと特別感のあるハンドメイド作品が選ばれ、時期や形式を問わず、近しい間柄の人へ気軽に贈る「カジュアルギフト」としても需要があることがわかりました。
ギフトシーズンっていつ?
作品のカテゴリーによって需要が高まる時期に多少の違いはありますが、実は一年を通してギフトシーズンといえます。プチギフトから年に一度の贈りものまで、シチュエーションはさまざまです。
ギフトに関連する祝日やイベント(一例)
1月 成人の日
2月 バレンタインデー
3月 ひな祭り、ホワイトデー、卒業、転勤、引っ越し
4月 入園、入学、就職など新生活
5月 こどもの日、母の日
6月 父の日
7月 お中元
8月 お盆(帰省の手土産)
9月 敬老の日
10月 ハロウィン
11月 勤労感謝の日、いい夫婦の日
12月 お歳暮、クリスマス
上記の他にも、誕生日、出産、退職、発表会など、通年のお祝いごともあります。
「ギフトに最適」と思ってもらうために大事なこと
ギフトとして選ばれるためには、作品画像でしっかりギフト感を演出しましょう。例えば、ラッピングに使用する資材を使って作品を撮影すると、作品をギフトとして購入するイメージが湧きやすくなります。
作品を登録する際は、画像に一言コメントを添えると、さらに伝わりやすくなります。90文字まで入力できますが、1行で読める20文字以内が理想です。
ラッピング対応が可能であれば、ラッピングについても記載しましょう。
設定方法はこちらをご参照ください。
記載例
- 出産のお祝いにおすすめです。
- ギフトラッピングも承っております。
ラッピング対応はしたほうがいい?
ラッピングが可能かどうかは、インターネットでも店頭でも、ギフトを選ぶ際の購入の決め手になりますので、もちろん対応できるに越したことはありません。さらに、どんなラッピングで手元に届くのかが作品ページで伝わると、購入を検討されている方が安心して買えたり、「次はギフトで購入しよう」とリピーターになってくださるきっかけにもなります。
また、ラッピングしてある写真を1枚撮影しておくと、同じラッピングで対応できるその他の作品ページにも流用できます。
「作品をつくることに集中したい」「わかっていてもなかなか取り組めない」と思われる方は、ご自身の作品がギフトとして需要が高まるシーズンのみ期間限定でラッピング対応するという手段もあります。ラッピングにこだわりすぎて、作品をつくる時間を圧迫してしまっては本末転倒ですので、無理のない範囲で作品に合ったラッピングに挑戦してみましょう。
シチュエーションに合ったラッピング
ラッピングを考える上で大事なのは、「シチュエーションに合ったラッピングになっているか」ということです。ぜひこの機会に、ご自身の作品はどんなギフトにぴったりなのかを考えてみましょう。ギフトのシチュエーションによって、価格帯もさまざまです。
ギフトのシチュエーションと価格帯の参考例
- 複数人に配るようなプチギフト:300円〜1,000円
- 日頃のお礼などの気軽なギフト:1,000円〜2,000円
- お祝いごとなど少しかしこまった贈りもの:3,000円〜5,000円
- お世話になった方への贈りもの:5,000円〜1万円
- 特別にお世話になった方への贈りもの:1万円〜3万円
- お店の開店祝いや快気祝いなど:1万円〜5万円
- 一生に一度の大切な贈りもの:1万円〜10万円以上
ささやかなお礼やプチギフトは簡易包装で
ラッピングにコストをかけて作品が手に取りにくい価格になってしまうよりも、手に取りやすい価格帯の範囲内におさまる気軽なラッピングがおすすめです。
簡易といっても、作品が安心安全に購入者のお手元に届くことはとても大切ですので、作品を台紙などに固定し、透明なOPP袋などに入れ緩衝材で包みましょう。
なお、作品自体の魅力を伝えるための写真を撮影する際には、透明な袋に入れたまま撮影すると光が反射してしまい作品が見えにくくなってしまうことがあるため、袋の反射に気をつけて撮影するか、袋から出して撮影しましょう。
一手間加えてかわいい包装紙で包んだり、おしゃれなリボンやレース、作品をつくるときに出る材料の切れ端をラッピングに取り入れると、オリジナリティが出るので、ぜひ挑戦してみてください。
特別な贈り物はボックスに入れる
年に一度の贈り物などは、クリアケースやギフトボックスなど、見栄えがするラッピングがおすすめです。作品を不織布で包んだり、ギフトボックスも少し強度がある箱を選んでおくと、作品を使わないときは保管しておける保管箱として使用できます。また、ボックスのサイズに合わせたお渡し用の紙袋を同梱すると、さらに喜ばれるでしょう。
無料と有料のラッピング
ラッピングにはコストがかかります。簡易包装など無料でラッピング対応する場合は、台紙や袋、マスキングテープやショップカードなど包装にかかる費用を作品価格に含めましょう。
作品価格に含めない場合や期間限定でラッピング対応する場合は、オプション機能を活用して「ラッピング+●●円」のように有料にしましょう。
ギフトボックスや季節のイベント用ラッピングなど、複数のラッピングを用意し、お客様に選んでいただく場合は、「ギフトボックス+●●円」「クリスマス用ラッピング+●●円」というように、それぞれの違いがわかる名前で設定しましょう。
オプション機能とは
購入時にパーツ変更やラッピングなどオプションを選択できる機能です。ハンドメイドならではのカスタマイズやラッピングの設定などに便利です。
ラッピングの参考アイデア
minneとものづくりとでは、ラッピングをご紹介した記事がたくさんありますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
ギフト需要を取り込もう
購入目的として需要が高いプレゼント・ギフト。ぜひ作品に合ったギフトの提案やラッピングに挑戦して、さらなる売上アップにつなげていきましょう。
作品がギフトとして選ばれるためのポイント
- 自分の作品がどういった贈り物に最適かを考えよう
- ギフトに最適なことを「作品画像」や「文章」で伝えよう
- 作品やシチュエーションに合ったラッピングを準備しよう
minneの会員登録がお済みでない方はこちら
作品登録・編集はこちら(minneの会員ページにログインします)