こちらでは、言葉で作品の魅力を伝えるのが苦手な方へ、4つのポイントとともに作品説明文の書き方をご紹介します。
説明文の文字数の目安って?
作品の情報がきちんと書き込まれている作品は、注文に繋がりやすい傾向にあります。そのため、説明文は500文字を目指して書くことをおすすめします。多いように感じるかもしれませんが、これからご紹介するポイントをおさえて文章を作成してみると、400文字程度の文章が完成すると思います。まずは、作品について「これはどんなもので、どういう使い方を想定しているのか」という当たり前のことを丁寧に書くことを意識して、文章を書き出してみましょう。
minneでは、文字数の上限は2022年3月時点で2,000文字となっています。説明文が多いほど、より作品のことを知っていただける可能性が広がりますので、まずは思いつく限りを書き出してみて、そこから整理していくのもおすすめです。
購入につながる「作品説明文」の書き方
説明文を書くときは、「自分の作品を好きになってくれる人が読むもの」ということを意識しましょう。作品画像と同じく、説明文はお客様にとって購入の決め手となる重要な情報です。お客様の中には、あまり説明文を読まない方もいますが、そういった方向けに簡潔にしてしまうより、自身の作品に興味を持ってくださる方に向けて、より丁寧にわかりやすく伝える文章を心がけましょう。
ポイント1:大きさや素材について詳しく書く
大きさや素材などを詳細に書くことで、お客様は作品についてより深く知ることができ、作品に対する興味がわきます。制作をした作家・ブランドにしかわからない情報は、なるべく詳しく書きましょう。
例)縦・横のサイズ / 重さ / 金属アレルギー対応の有無 など
全長16cmの短めのブレスレット。6ミリのコットンパールを3つ使用しています。
ポイント2:リアルな使用感を盛り込む
コーディネートや使い方の提案をすることで、作品を使用する際の想像ができ、お客様をワクワクさせることができます。ポイントは、抽象的な表現に留めないことです。たとえば、「フォーマルなシーンでお使いいただけると思います」と書かれているよりも、どのようなフォーマルなシーンなのかが具体的に書かれていた方が、頭の中にそのシーンを描きやすくなります。よく見るような一般的な表現に留めず、自分が思い描いている場面を丁寧に説明しましょう。
全長16cmと短めにすることにより、手首に留まりやすく、華奢で綺麗な手首を演出します。
シンプルなデザインなので他のブレスレットとの重ね付けもおすすめです。
女子会や結婚式など華やかなシーンでもお仕事でもお使いいただけると思います。
ポイント3:作品の魅力を引き立てるエピソードを盛り込む
ハンドメイド作品ならではの制作のこだわりや工夫は、作品が丁寧につくられた印象を与え、作品の高評価にもつながりやすいです。「こんなことを書いてもいいのかな」と思うことでも、自分の中に秘めている想いは、ぜひ表に出してみてください。ご自身のブランドイメージにもつながり、作品だけでなく、作家・ブランドのファンになってもらえる可能性も広がります。
はじめは自分用として作ったものでしたが、素敵だと褒めてくれた友人たちにプレゼント
したことが、このブレスレットをつくるきっかけになっています。
友人たちの好みに合わせ、試行錯誤してブレスレットのデザインを調整しました。
特にコットンパールの大きさと個数のバランスには時間をかけたので、きれいな仕上がり
になっていると思います。
ポイント4:お手入れや取り扱い方法も丁寧に伝える
作品を長く使ってもらうためのお手入れ方法や取り扱い方法も、詳しく紹介しましょう。実際に使用する際の不安が解消され、お客様が安心して購入できます。
例)水で洗える or 水NG / 直射日光は避ける / 涼しいところで保管 / 市販のシルバー磨き布で磨く など
金具は金メッキのため、空気や水分・塩分に触れない場所での保管をおすすめします。
作品説明文の注意点とNG例
説明文は、作品についてより深く知ってもらうための情報です。不安材料になってしまう注意書きや謙遜は、作品の価値を下げてしまいかねませんので、minneでは推奨していません。
・ノークレームノーリターンでお願いします
・素人なので・・・・・
・既製品のようなクオリティは求めないでください
不安な言葉を並べるよりも「1点1点、心を込めてつくっているので少しずつ個体差があり、すべて世界でひとつだけの作品になっています」など、ハンドメイド作品であることを価値に変える言葉が書かれていると、作家・ブランドの正直な姿勢が感じられて、好印象につながります。
こちらのヘルプページもご参照ください。
「作品説明」や「購入時の注意点」の記述で注意する事はありますか?
言葉でハンドメイド作品の魅力を伝えよう
作品の説明は、個性的な文章を書く必要はなく、お客様へ作品の情報を正しく伝えることができているかが重要です。また、情報量は多いだけ、興味を持ってもらえる可能性も広がります。
ただ、どんなに素敵な作品でも、言葉ひとつで捉え方が変わってしまいかねませんので、ポジティブな表現を意識しながら、自分でつくった作品は自分にしかわからないということを念頭に置いて、「この作品が何なのか」を丁寧に書いていきましょう。
説明文の書き方については、動画でもわかりやすく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。
▼ハンドメイド作家さんのお悩み相談:おはようminne LAB(YouTube)
質問36「これが基本!ハンドメイド作品の説明文の書き方、解説します」
詳しい説明文が書けたら、ぜひ minne で販売してみてください。
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説明文とあわせて、作品名やプロフィールの書き方も見直してみましょう。
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