インターネットでの販売は、作品画像がとても重要です。こちらでは、アクセサリーなどの小物撮影におすすめの「構図」をご紹介します。
構図とは?
作品がキレイに見える角度や位置・写真の余白を考えながらバランスの良い配置をつくり、作品が魅力的に見えるよう写真におさめた全体の形(空間)のことを「構図」といいます。
物撮りにおすすめの「3種類の構図」
撮影の際に、どこに作品を置けばバランスのとれた写真になるのか迷ってしまう方も多いと思います。スマホやカメラを覗いて作品の位置や角度を整えてみても、なかなかしっくりくる写真が撮れない方にお試しいただきたいおすすめの構図は以下の3つです。
1. 日の丸構図
写真の中央に作品を置いたシンプルな構図です。一般的な構図ですが、作品のオリジナリティが強調され、インパクトがある写真になります。
2. 三分割構図
写真を三分割し、分割線状に作品のメイン部分を配置すると、安定感がある写真になります。また、分割線の交点に作品を置くと、作品と余白のバランスが良い写真になります。
三分割構図で使えるiPhoneのおすすめ機能
カメラ画面を三分割した格子状の線を表示することができます。
- 設定 →カメラ →グリッドを選択
3.対角線構図
写真の対角線上に作品を置いたり、写真の対角にラインを引くと、広がりがある写真になります。背景を2色使いすると、動きがあるポップな写真にもなります。組み合わせる色によって、かわいらしい雰囲気や大人っぽくシックな雰囲気など、さまざまな写真が撮影できます。
撮影に慣れるまでは、作品と余白のバランスがとりやすく、作品の魅力をシンプルに伝える「日の丸構図」がおすすめです。
撮影に慣れてきたら、作品のデザインや雰囲気にあわせて「三分割構図」や「対角線構図」も取り入れてみてください。
ピントはどこにあわせればいい?
構図にこだわってステキな写真が撮れていても、ピントがぶれていると、それだけで微妙な印象になってしまいます。撮影に慣れるまでは、手前の対象物にピントを合わせるのがおすすめです。
複数の作品を撮影したり、小物を背景に置いて撮影する場合は、構図が決まったら必ず作品の一番見てほしい部分にピントを合わせるようにしましょう。
水平垂直を意識しよう
3つの構図にあてはめてもなかなかうまく写真が撮れないという方は、作品の垂直平行がとれているか確認してみましょう。作品が傾いていると不安定な写真に見えてしまうので、作品の垂直平行を意識し、安定感のある写真を目指しましょう。
上級者向けテクニックのご紹介
構図の取り方に慣れてきたら、次の方法も取り入れてみましょう。
余白で魅せる撮影方法
作品を写真の中央に置かずに、あえて左右どちらかに寄せると、広がりのある写真になります。
写真を三分割した分割線状に、作品のメインのパーツがくるように置きます。作品を傾ける角度や左右どちらに寄せるかはデザインによって違うので、いろいろ試してしっくりくる角度や向きを見つけてください。
ダイナミックに魅せる撮影方法
作品を写真の枠内におさめず、あえて少し見切れるように撮影すると、枠内におさめた写真に比べて作品が大きく見えてダイナミックな印象になります。
こちらはあくまでも演出のひとつですので、作品の一番推したいポイントは必ず別に写真におさめ、購入する方が作品ページを見たときに詳細がわかるようにしましょう。
「長方形」と「正方形」どちらで撮るべき?
インターネット販売では、パソコンやスマートフォン、WEBブラウザやアプリなど、見ている人の端末・環境によって写真の表示サイズや比率に違いがある場合があります。利用しているサービスやツールではどう見えているのか、できる限り表示を確認して、そちらに合わせた形で撮影するのがおすすめです。
撮影に慣れるまでは、同じ比率で撮影し続けてみましょう。同じ比率で撮り続けることで撮影に慣れ、作品と余白のバランスがとりやすくなります。
作品によっては、横長がしっくりくる、正方形がしっくりくるなどあると思いますが、作品の形に写真を合わせるのではなく、写真の中にどのようにおさめると作品が引き立つか、作品と余白のバランスを考えましょう。
minneは「正方形」を推奨
2022年10月現在のminneでは、一辺が1280px以上の正方形でご登録いただくと、トリミングや拡大もされず綺麗に表示されます。
※画像の推奨サイズについてはこちら
実際の表示イメージをご紹介します。
◆アプリのショップ画面(←左)とスマホブラウザのショップ画面(→右)
◆横長の写真を登録するとどうなる?
横長の写真を1枚目に登録すると、作品の配置によっては左右が見切れて表示されるので、作品ページの写真としてはあまりおすすめできません。
◆縦長の写真を登録するとどうなる?
縦長の写真を1枚目に登録すると、上下が見切れて表示されるので、作品ページの写真としてはあまりおすすめできません。
正方形で撮影するためには、数歩後ろに引いて撮ります。余白がさびしく感じるときは、作品の雰囲気にあった小物や作品づくりに使用している道具などを添えてみてください。
◆「お気に入り」「残り1点」「SOLD OUT」マークの表示部分に余白を設けよう
minneでは「お気に入り(♡)」「残り1点」「SOLD OUT」のマークが表示されるので、作品の大事な部分が隠れてしまわないよう写真の四隅にも適度な余白をとりましょう。
◆正方形で写真を撮る場合のiPhoneの便利機能のご紹介
- 撮影時に正方形(スクエア)に設定する
- ホーム画面 →カメラ →上部にある「^」をタップ→下部に現れる「4:3」をタップし、「スクエア」に変更
- 撮影後に写真を正方形(スクエア)に編集する
- ホーム画面 →写真 →編集 →トリミング →アスペクト →スクエア
スマホの機種によって備わっている機能はさまざまですので、どんな機能が備わっているかを確認し、うまく活用しましょう。今よりもずっと撮影が楽しくなります。
構図を理解して作品が映える写真を撮ろう
構図の基本とポイントをふまえて撮影することで、撮影スキルの上達も早くなります。構図のポイントと販売サイトの表示を理解して、購入される方の目に留まりやすい写真を撮影してみてください。
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