「作品紹介以外にも自分のことをSNSで発信してもいいのかな」と迷ってしまうことはありませんか?そもそも購入につなげるためには、作品やショップについての情報も大切ですが、販売元が信用できるかどうかも重要になります。
その信用をつくることに一役買ってくれるのがSNSです。こちらでは、SNSで作家活動や自身のことを発信して信用をつくっていくことや、SNSアカウントの広め方などの活用事例についてご紹介します。
SNSでの発信が有効な理由
SNSは、多くの方が日常的に使用しているため、他のツールに比べて投稿を見てもらいやすいというメリットがあります。ある調査によると、通勤中にスマートフォンを利用している人は9割以上、その中でもSNSをチェックしている人が一番多いという結果があります。(参考:株式会社ビズヒッツ 電車通勤中にスマホでしていることランキング【男女500人アンケート調査】)
ご近所の方と毎日顔を合わせて挨拶をしていると親近感がわいてくるように、SNSで自分のことについて発信し続けることで、お客様との接触回数が増し、親近感が生まれ、信頼につなげることができます。
1. 制作の様子を投稿しよう
新作や再販のお知らせ、販売予告などの基本的な投稿に慣れてきたら、いろいろな角度から作品の良さを投稿してみましょう。
販売ページでは、基本的に完成品についてのみ伝えることが多いかと思いますが、SNSではもっと気軽に、制作を開始する瞬間や、制作中の様子など、完成するまでの道のりを投稿するのもおすすめです。
作品の”ちら見せ”は、「こんな感じで制作しているんだ」「どんな作品ができあがるのだろう」という興味を引き、新作をより心待ちにしてくれるきっかけになったり、普段見られない「つくる過程」を知ることで、作品をより魅力的に感じ、信頼度が上がります。工夫されているポイントも一緒に投稿することで、購入意欲も高まるかもしれません。
投稿例
『一目惚れした紫の刺繍糸で紫陽花を刺繍中。何ができあがるかはお楽しみです!』
制作過程についての投稿は、ぜひこちらも一緒にご覧ください。
2. 作業机を見せよう
日々向き合う机の上は、制作活動に集中できるよう工夫をされている方も多いはずです。ですので、作業机のこだわりポイントを投稿してみましょう。普段はなかなか見せることのない制作の裏側を投稿することによって、お客様がより身近に感じてくれるきっかけになります。
また、作品制作で大切にしていることも一緒に投稿することで、価値観に共感した方がコアなファンになってくれる可能性が高まります。
とはいえ、プライベートな空間をSNSに掲載することに抵抗がある方も多いと思います。そういう場合は、『愛用している道具』や『お気に入りの小物入れ』など、制作に欠かせない道具にも着目してみてください。
「ペンはこれがいい」「10年以上使っているハサミ」「いつも使うマグカップ」など、ちょっとした日常のエピソードが、お客様との共感のきっかけになることもあります。
投稿例
『作品を通して自然の魅力をもっと広げていけたらと思うので、作業部屋を探すときは窓から見える景色にこだわっています』
『毎日使用しているハサミやペンなどの道具は、常に自分の好きを形にできるように、デザインにこだわっています』
minneとものづくりとでは、みなさんの「作業机」を募集しています。「#わたしの作業机」「#minneとものづくりと」のハッシュタグをつけると応募できますので、よかったらハッシュタグもつけて投稿してみてください。
3. 旬な話題で投稿しよう
SNSはリアルタイムな情報を発信することが多い場所です。旬な情報を取り入れた投稿を行うことで、同じ情報で発信をしている方やその情報を探している方の目に留まりやすくなります。
販売促進という面はもちろん、共通の話題でさまざまな方とつながることができますので、そのにぎやかな雰囲気もぜひ楽しんでみてください。旬な話題を探すときには、次のようなイベントカレンダーも役に立ちます。
また、投稿する際は、ハッシュタグもぜひ活用してみてください。より詳しい活用方法や使用する際の注意点などは、こちらの記事をご参照ください。
4. イベント出展の様子を伝えよう
販売イベントへの出展や個展開催などのときは、当日までのさまざまな情報を発信すると良いでしょう。
イベントで販売する作品の紹介、会場やブースの場所やレイアウト、設営の様子とあわせて、お客様が迷わず辿り着けるような目印の情報といった投稿がおすすめです。SNSを通して、細かく情報を提供することで、イベント前からお客様もワクワクし、安心してイベントに参加してもらうことができます。
イベント関連については、次のページでも詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
5. 自分の好きを発信しよう
SNSはカジュアルに発信できる場所ですので、自分の好きなことを発信するのもおすすめです。
SNS投稿を習慣化して楽しく運用するためには、ちょっとしたことの積み重ねが大切ですので、投稿を悩んでしまう方や気が張ってしまう方は、自分の好きなことを発信してみましょう。好きは共感を生み、フォロワーと交流するきっかけにもなるかもしれません。
どれも気軽に投稿できる内容になっていますので、ぜひ下記についても発信してみてください。
投稿例
- 好きな映画や音楽、小説などの話
- 作業中のおやつ
- 好きな色の話
- 制作活動の中で一番好きな作業について
- いつも聞いてるラジオの話
アカウントの広め方
ここまでいろいろな投稿内容をご紹介してきましたが、「そもそもフォロワーが少ないと投稿しても見てもらえないのでは」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
たしかにアカウントを作成してすぐは、フォロワーも少なく、投稿を見てもらえるチャンスも少ないです。だからこそ、日々の投稿が重要になってきます。
SNSは、自身のフォロワーだけではなく、いろいろな方へつながることができるツールです。
X(旧Twitter)では、共通のハッシュタグを使っている人に投稿を見てもらえたり、フォロワーに「リツイート」や「いいね」をしてもらうことで、さらにその方のフォロワーに投稿が広がっていきます。
Instagramでは、ハッシュタグで情報を探している人の目に留まるだけではなく、Instagram自体が投稿の内容を解析し、さまざまな方へおすすめとしてシェアしてくれます。
そのような広がる機会を得るために、まずは色んな投稿を試してみることが大切です。また、すでに活用しているコミュニティで周知することも、自身のアカウントを広める1つの手法です。
- minneのショップページのプロフィール欄に記載する
- イベント出展の際に、ショップカードなどに記載して配布する
- ホームページに記載する
つながりが多くなるほど拡散されやすくなり、自身の情報をさらに広げられるようになります。
ポストの固定の利用もおすすめ
XやInstagramでは、好きなポストを一番上に固定することができます。いまイチオシの作品の投稿や、ご自身の自己紹介など、初めてあなたのXに訪れた方に最初に見てほしい内容を留めておいても良いかもしれません。
SNSを利用するうえで注意したいこと
前述したとおり、SNSはいろいろな方とつながれるツールであるという特性上、次のようなトラブルが発生することがあります。
- 怪しいアカウントからのメッセージやコメントが届く
- 不用意な発言や失言から炎上することがある
トラブルに巻き込まれないためにも、SNSを使う際には次のような行動に気をつけましょう。
- 怪しいアカウントからのメッセージやコメントは無視する
- 自身の投稿が誰かを傷つけたり、不快にさせるような内容ではないかを確認する
作家・ブランドとしてSNSを使う場合は、販売イベントや個展などと同じく、お客様と直接コミュニケーションを取る場所と認識し、「お客様が見ている前で発言するのに適している内容か」を常に念頭に置いて利用しましょう。
SNSはインターネット上であっても、公共の場であるという意識を持ち、モラルを持って使ってみてください。
自分のペースで楽しく活用しよう
SNSは「必ずしも使わなければならないもの」ではありませんが、販売促進ツールやファンをつくる場所として大いに活躍してくれます。また、販売者のことを知ってもらい、信用をつくることは、購入にもつながります。
「使わなければ」と肩に力を入れすぎず、いろいろな方の投稿をみて楽しむところから始めても良いかもしれません。ご自身が楽しく活用できる使い方を見つけ、無理なく自分のペースで利用してみてください。
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